佐藤小児科

大阪府堺市中区堀上町の小児科,深井駅【佐藤小児科】

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予防接種に関する当院の考え方

子宮頸がんワクチンについて

お勧めしません:ワクチンの注射は、ほぼ100%予防できる子宮がん検診の代わりにはならない。日本人の40%はサーバリックスでカバーできないHPVが原因。抗体が一生続くわけではない。

 

1:サーバリックスを発売するグラクソ・スミスクライン株式会社の説明をみてください。

■ジャパンワクチン株式会社>子宮頸がんは「予防できる」

ここには、「まずは子宮頸がん検診を受けましょう」と記載されています。「定期的な検診で、前がん病変を発見できる」と書かれています。細胞診で診断しますが、一緒にHPV(ヒトパピローマウイルス)の検査をしてウイルスが無ければ2~3年以内にがんになる可能性は低いと書かれています。

 

2:子宮頸がんのワクチンで健診を受けなくて良くなるのですか。

いえいえ違います。このワクチンは「検診」の代わりにはなりません。このワクチンを受けても定期的な検診が必要です。国立がん研究センターのがん情報サービスにも、「ワクチン接種は定期的な子宮頸がん検診の代わりとなるものではありません。」と書かれています。

 

3:子宮頸がんの原因

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)が性交渉によって感染し、喫煙などの因子が二次刺激となり発症します。HPVの感染後、正常から異形成になるのに6ヶ月から数年、異形成からがんになるのにも数カ月から数年かかります。最近は発症のピークは30歳代にシフトしてきています。自治医大さいたま医療センターのがんサポート情報センターには「このプロセスのなかでほとんどのHPVは自然消失していきます。高リスク型のHPVに感染してもがんに結びつく確率は1,000分の1程度」と書かれています。

 

4:国立がん研究センターのがん情報サービスをみると次のように書かれています。

「100種類あるHPVの内のハイリスクタイプが15種類あり、サーバリックスは15種類の内の16型と18型の2種類のHPVに対するワクチンです。ですので、この2種類以外には効果はありません。また、すでに感染している場合は予防効果はありません。」さらに重要なことですが、「予防効果がどのくらい持続するかについては、分かっていません」と書かれています。

 

5:ウイキペディアには・・・

日本ではHPV52型と58型が多いと書かれています。
女性の健康・医療情報netには16型と18型は日本では60%だと書かれています。

 

6:予防効果の持続について

予防効果の持続についてはメーカーの冊子によると自然感染の抗体価の11倍以上の抗体価が76ヶ月目まで持続したとなっています。まだ新しいワクチンなのでこれ以上の長期のデータはありません。